しかしその後大手制作会社で5年の制作経験とフリーランスになって先日初めて知り合いのHPを制作した経験から、過去の自分のように
HP制作の流れが知りたい。
まず何をしたらいいかわからない。
という人に向けて、知り合いのHP制作を受けた時の流れや、やりとりで注意すべきことを書いていきます。
ヒアリング
なにわともあれまずはヒアリングしなければ始まりません。企業の場合は、担当者が慣れている場合あらかじめ要望や仕様がフォーマット化されていて向こうから提示されることもありますが、知り合いともなるとHPについて詳しくない人が多いです。そのためこちらから要望や仕様を引き出す必要があります。
ヒアリングシートなるものをどこからかダウンロードするのもいいですが大体evernoteやお使いのメモ帳に下記をヒアリングして書いておけば大丈夫です。
・ドメインの希望はあるか(こちらで取る場合)
・サイト名
・ターゲットユーザー(ペルソナ)
・デザインテイスト
・キーワード(SEO対策が必要か)
・レスポンシブデザインかPC専用か
・コンテンツ、素材、原稿
・予算
・公開日
・公開後の運用予定
・参考サイトがあるか
サーバー契約・ドメイン取得はどちらがやるか
サーバー契約・ドメイン取得はこちらでということでした。
知り合いが分からなそうでしたら率先してやりましょう。
ドメインの希望はあるか
ドメインの希望もこのタイミングで聞いといた方が後で慌てずにすみます。.comがいいのか.netがいいのかなども聞いておきましょう。
サイト名
今回の場合保育園サイトだったため、保育園の名前をメモ。
ターゲットユーザー(ペルソナ)
すべてのHPは何らかの目的があります。目的を明確にすることでブレのないサイトが作れます。
どういう人がターゲットなのかは細かく確認しておきましょう。
自分が制作した保育園の場合
保育園が決まる前の選んでる人
選びに来るよりそこしかない人
ということでしたので、営業色が強くないけど見やすくやパッと見の安心感が必要だということがわかります。
デザインテイスト
子供を預けるという責任から「安心感」とやさしいイラストで「柔らかい」雰囲気のテイストに決まりました。
参考サイトがあるか
関連して参考サイトがあるかを確認します。なければ後々2~3サイト参考を提案するといいです。
コンテンツ
・TOPページ・-about-理念-目標-ねらい-入園までの流れ・一日の流れ-一日の流れ-保育時間-行事・料金、FAQ・先生の紹介・アクセス-施設概要(写真)-アクセス-お問い合わせ(電話番号、メールアドレス)
素材は、画像やロゴデータなどですね。有無を確認しましょう。そして、原稿(サイト内のテキスト)はどちらが用意するかは決めておきましょう。基本は先方に用意してもらうものですが、まれに考えて、や適当に書いといて~など言われる場合があり、その場合見積を高くすることになります。
予算
予算や上限はあるか聞きます。
保育園のサイトは20万円でした。
公開日
公開日を聞いておきます。
公開後の運用予定
公開後の運用は誰がするかを確認します。
スケジュール
エクセルなどで細かく作る場合もありますが、知り合いのサイト程度であればメールに文字で書いてしまっていいかと思います。
下記のような出し方です↓
・コンテンツ(ページ項目)、見積提出
~2/8
・ワイヤーフレーム構成(構成をexcelデータで確認いただきます。)
・資料や文言をいただきます。
~2/17
・デザイン(画像でデザインの確認いただきます。)
~3/3
・コーディング(ブラウザで表示確認いただきます)
~3/10
・公開
~3/15
見積り
スケジュールを出したら見積です。
ヒアリングの時に予算を聞いていたらそれで作るべきですが、あまりにも安い場合は交渉の余地ありです。といってもいくらで出すかは初めのうちは難しいものです。
そういう時は工数で出すと良いです。時給いくらもらいたいか、何時間かかるかを元に金額を算出します。
何時間かかるかわからないくらいの頃は安くやってあげるのもいいと思います。経験を積んで工数を計算できるようになりましょう。
まとめ
次回の記事ではWF、デザイン、コーディングと実際の制作について書いていきます。
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