Web実務経験ないんだけど職務経歴書はどう作ればいい?
アピールしてOK?
こういった疑問にお答えします。
自分は2012年に営業からWeb業界に転職しました。それから3社ほど経験してフリーランスで業務委託として企業に常駐しています。
つまり、面接経験は受けた側と面接官側の両方の経験が豊富にありますのでその経験を踏まえて解説していこうと思います。
結論:異業種からの転職は職務経歴書に時間かけなくてOK
結論は異業種からの転職は職務経歴書に時間かけなくてOKです。
その理由を説明します。
転職で必要になるのは、大方、履歴書と職務経歴書とポートフォリオです。
それぞれ役割が違うのでそれをまずは理解しましょう。
- 履歴書・・・学歴、職歴をざっくり。資格や志望動機でアピール
- 職務経歴書・・・今までの職務経歴と業務内容などをそれぞれ項目を分けて記入
- ポートフォリオ・・・実績をアピール
上記の通りです。
それぞれが入社決定に影響を与えるパーセンテージを自分の経験則で書いてみます。
- 履歴書・・・20%
- 職務経歴書・・・10%
- ポートフォリオ・・・70%
自分の感覚ですが、あまり反対意見はないのではないかなと思います。
つまり職務経歴書の影響は最も低いです。
職務経歴書が影響度が最も低い理由
理由としては、別業界であるからです。
別業界であれ、学んだことやアピールしたいことはあります!
と、思われるかもしれませんが、面接官は実は見てないです。。
なぜかと言うとWeb業界で前職が活きる経験って本当に極僅かです。基本的にはないと思っていいです。
自分の場合営業でしたが、今の今までWeb業界で営業したことなんて一度もありません。
案件貰ったり、クラウドソーシングしたりはありますが、医療機器売ってた頃の営業とは全く違います。
それはWeb業界にいる人も同じことを考えてるため
この方は、前職こういう経験してたから他業界だけど、活きそうだ
と思われることはないというわけです。
これは人によっては落胆ポイントになるかもしれませんが、多くの人にとっては悪くない考えだと思います。
なぜなら過去にこだわらないからです。
つまり実務未経験者にとって大事なのは現在と未来です。
逆に言うと実務未経験は過去の実績関係なく、皆今持ってるもので勝負するわけです。
履歴書が職務経歴書より影響与える理由
少ない差ではありますが、履歴書の方が影響を与えます。
なぜかと言うと先述したところで言う現在について書かれているからです。
履歴書の中で現在について書かれている項目は以下です。
- 顔写真
- 年齢
- 自己アピール欄
面接すれば人となりは分かりますが、書類のみで振り分ける場合、その人の印象、年齢や人となりがわかるのが履歴書となります。そのため履歴書の方が職務経歴書に影響を与えますが、パーセンテージの通り差はごくわずかです。
ポートフォリオが断トツで影響する
もうお分かりかと思いますが、ポートフォリオは現在と未来をアピールする上で最も影響力が高いです。
ポートフォリオ自体も影響しますが、その中に載せる実績を面接官は最も評価しますので、ここに最大限の力を注ぎこみましょう。
ポートフォリオについては下記記事を書いてますので、良かったら参照ください。
まとめ
以上の内容をまとめると、以下になります。
- 転職において提出物にはそれぞれ役割がある
- 職務経歴書はあくまで職務経歴を書けばOK
- 面接官が見るのは実績>>>ポートフォリオ>>>履歴書>>>職務経歴書
経験者は逆に職務経歴書が大事
話は少し変わりますが、こちらも覚えておいていただければと思います。
WEB業界内での転職、つまり経験がある場合、逆に職務経歴書がかなり重要になります。
こちらも影響度のパーセンテージを書きます。
- 履歴書・・・10%
- 職務経歴書・・・45%
- ポートフォリオ・・・45%
未経験の場合と比較すると全然数値が変わっていますね。
理由は下記です。
という感じです。
つまり、前職で身につけたスキル(過去=職務経歴書、ポートフォリオに載せる実績)が大事になってきますのでこの数値になるわけですね。
フリーランスは履歴書いりません
ここでさらにフリーランスが業務委託する場合はどうかというと、基本的に履歴書は会社に出しません。
エージェントに要求されることもまれにありますが、エージェントで保管するだけに使います。
そのため数値は以下になります。
- 履歴書・・・0%
- 職務経歴書・・・60%
- ポートフォリオ・・・40%
履歴書が不要なことは説明しました。
職務経歴書が上回ってますがなぜかと言うと、面接時、職務経歴書を見つつの口頭ベースでスキルのチェックを行うからです。
ポートフォリオは一応出しますが、見ない企業も多いですし、面談の時もPCやモニタに映し出したりしない方が多いです。
もちろん同じくらい大事ですが、職務経歴書にスキルなどをもれなく書く方が大事であると最近常々感じています。
まとめ:実務未経験者は圧倒的にポートフォリオに時間をかけよう
ということで、話を戻して結論をまとめると実務未経験者は圧倒的にポートフォリオに時間をかけようということになります。
また、面接官が魅力を感じるのは、過去の実績より、未来への可能性であるという研究結果があるのですが、実務未経験の場合これがかなりあてはまるように感じますね!
特に学生の方や若いうちに転職しようとした場合には、実績をアピールしようとしても、何かを成し遂げたというよりは、まだまだこれからだという場合が多いと思います。
自分にはアピールすべき実績がまだないという時には、可能性をアピールするべきだということがハーバード大学の研究により分かっています。
引用:https://daigoblog.jp/noresults-required/
以上、WEB実務未経験者の職務経歴書はどう作ればいい?という疑問についての回答でした。
参考になれば幸いです。
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