プログラミングスクールが流行ってますね。
学校でプログラミング教育が2020年から必修化されるに伴って、どんどんプログラミングが一般的になるのは避けられない現実です。
その中でプログラミングスクールは今後需要を増していくものと思われます。
なぜモンスターカスタマーが増える?
所謂モンスターペアレンツは、自己中心的かつ理不尽な要求をする親を意味します。つまりサービス内容や講師に対して理不尽な文句を言う塾生やその親が増えそうな気がしています。
なぜプログラミングスクールでモンスターカスタマーが増えるかというと次の理由があります。
- サービスを与えるものと受ける者のミスマッチが起こりやすい
- 講師に依存し過ぎた場合、成長しない
- 本人の不出来を講師側の責任にされる
一般的にプログラミングスクールは、カリキュラムがあって、オリジナルアプリが制作があるという2段回な仕組みですが、このオリジナル制作で講師側の技量が足らないと講師側の責任にされる場合があります。その他、どんなクレームが予想されるかを下記事例を見ながら考えます。
事例1.理不尽な要求
ニートの息子をエンジニアとして働かせたいので、プログラミングを教えてくださいとDMがありましたが
詳細を聞いてみると
・ボランティアでお願いします!
・交通費支給致しません
・学習意欲がなくてもオリジナルアプリを作れる所までお願いいたします。これっていくらなんでも酷くないですか!?
こちらの件は、TwitterのDMでニートの子をもつ親から来たもののようですが、内容がかなりひどいです。
デザインをタダでやってくれと依頼が来るというデザイナーの嘆きがtwitterに投稿されることもありましたが、エンジニアもその対象となってきたかもしれません。エンジニアもかなり安く見積もられるということは今後も起こりそうです。
また、学習意欲がなくてもというのもとても気になりますよね。
学習意欲がない人がプログラミングを学ぶのは、不可能です。
しかし親は学ばせたいから、このようなことが起きます。
学習意欲がない人がプログラミングスクールに通う
↓
意欲がないからできるわけない
↓
親がスクールにクレーム
ということは起こりうる事象で、スクール側も誰でも入れるようにせず意欲のない子は受け入れないといった対応も必要になりそうです。
事例2.なんでもかんでも返金

要約すると侍塾の対応がひどかったので返金してもらったという話なのですが、もちろんスクール側にも否はあるのですが、
それでも私は迷わずサインしました。
なぜなら、自分が弁護士だからです。
こんな露骨に不利な契約、おそらく特定商取引法とか消費者契約法とかを駆使すればひっくり返せる!!
後日紛争になったら、お客様の気持ちも分かるようになって本業のスキルも上がる!!
という直感です。
上記は、完全に目的が変わってますよね。
返金前提でスクールを受けるという無意味な方向に労力を使ってしまわないか心配です。
つまり少しでも対応が気に食わなかったらなんでもかんでも返金という消費者がこれにあたります。
もちろん、契約書はよく読む必要がありますが、それに納得しないのであればやる必要はありません。
そこで上げ足を取ってやろうという意識を持ってしまってはそもそもなぜプログラミングスクールに通うのかということになってしまいます。
モンスターカスタマーにならないためには
モンスターカスタマー側は、以下のことを重んじるべきです。
- お金をかけたからと言ってプログラミングできるようになるかは本人次第である
- あくまで学習の補助的役割と考えるべき
- 契約書をよく読んでから契約すべき
一番危険なのはプログラミングスクールに入ったら、必ずプログラミングができるという幻想です。
やるのは本人で分からなくなったら質問に答えるのは講師ですが、その後また解決するのも本人です。
また、よく質問に答えられない講師というのも散見しますし、自分もそのような講師に当たったことは過去あります。
しかしそこで、スクールや講師へ文句を言ったところで何も生まれません。
自分で解決してやろうと躍起になれる人がプログラミングが上手くいく人だと思います。
まとめ
まとめると消費者側は
講師に依存し過ぎないようにする
コメント