
この記事を書いた2025年4月時点で私は40歳。地方在住のためフルリモート勤務が絶対条件で、フロントエンドのNuxt.js案件を中心に探していました。
私は2019年からフリーランスエンジニアとして働いています。それまでは案件探しに大きく困ることなく、継続して業務委託案件を獲得できていました。
コロナ禍以降、リモートワークが広がったことで、地方に住みながらフルリモートで働けるようになりました。
私自身も地方へ移住した後、フルリモートの業務委託案件に参画していました。
一方で、フリーランス仲間からは「以前よりフルリモート案件が減っている」という話を聞くようになっていました。
それでも実務経験があるため、次の案件も問題なく決まるだろうと考えていました。しかし実際に探し始めると、書類選考や面談で見送りが続き、フリーランス案件が決まらない現実に直面しました。
特に「地方在住」「フルリモート必須」「Nuxt.jsを希望」という条件をすべて満たす案件は少なく、応募できる選択肢が限られていました。
「このまま案件が決まらなければ、本当にエンジニアとして働き続けられないかもしれない」。そんな不安を感じながら、原因と対策を一つずつ整理することにしました。
フリーランスエンジニアの案件が決まらなかった3つの原因
案件が決まらない状況を振り返ると、私の場合は「希望条件」「職務経歴書」「面談準備」の3つに大きな原因があったと感じています。
原因1.希望条件に合うフルリモート案件が少ない
最初に直面したのは、自分の希望条件に合うフリーランス案件そのものが少ないという現実です。
私は「フルリモート」かつ「Nuxt.jsを扱える案件」に絞って探していました。しかし、この2つの条件を同時に満たす案件はごくわずかです。
さらに、この記事を書いた時点で私は40歳でした。実務経験はあるものの、年齢、技術、勤務場所、希望単価など、複数の条件を含めて判断されるため、案件とのマッチングは以前よりシビアになっていると感じました。
原因2.職務経歴書で経験や強みを伝えられていない
次に問題だと感じたのが、職務経歴書の内容です。
プロジェクトの概要や担当フェーズ、チーム体制、開発フローなどを十分に書けておらず、自分が現場でどのような役割を担い、何に貢献したのかが伝わりにくい状態でした。
フリーランスエージェントの担当者やクライアントの採用担当者が職務経歴書を読んでも、「この人に何を任せられるのか」を具体的にイメージしにくかったのだと思います。
実務経験が長くても、経験の内容や成果を適切に言語化できなければ、書類選考を通過するのは難しくなります。
原因3.フリーランス案件の面談対策が不足していた
そして、特に反省したのが面談対策の甘さです。
面談では緊張してしまい、自分の強みをうまく説明できなかったり、技術的な質問に対して曖昧な答え方をしてしまったりすることがありました。
過去の案件について質問された際も、担当した業務や開発体制をすぐに説明できず、古い記憶を呼び戻しながら回答していました。
どのような質問をされるのか事前に想定し、自分の経験や強みを具体的に言語化しておくべきだったと痛感しています。
案件が決まらないときに見直したこと
フリーランス案件が決まらない理由を考える中で、「自分で変えられること」と「今すぐには変えられないこと」を分けて考えるようになりました。すべてを一度に解決しようとするのではなく、改善できる部分から手を付けることが重要だと感じたからです。
変えられること:スキルと伝え方を改善する
自分で変えられるのは、スキルを磨くことと、これまでの経験や強みを相手に伝わる形へ整えることです。
具体的には、Nuxt.jsの知識を深める、職務経歴書をブラッシュアップする、面談で聞かれそうな質問への回答を準備する、自分の強みを言語化するといった対策ができます。
変えられないこと:年齢や居住地だけで悩み続けない
出社案件への対応 → 地方在住のため、現実的に難しい
年齢の壁(40歳) → 年齢は変えられないため、実務経験を強みとして伝える
他言語への急な対応 → NuxtやVueに特化してきた経験を捨て、すぐにReactなどへ大きく舵を切るのは現実的ではない
案件が決まらないからといって、すべての条件や技術を一度に変えようとすると、かえって自分の強みが分からなくなります。今の自分にできることを整理し、改善できる部分を一つずつ積み上げることにしました。
ここからは、フリーランス案件を獲得するために実践しようと考えた具体的な対策を紹介します。
フリーランス案件を獲得するために実践した3つの対策
案件が決まらない状況でも、エンジニアを諦めたいわけではありませんでした。
そこで、スキル、職務経歴書、案件の探し方という3つの方向から対策を進めることにしました。
1.Nuxt.jsのスキルアップに取り組む
まずは、希望しているNuxt.js案件で求められる水準に対応できるよう、もう一度スキルを磨き直すことにしました。ChatGPTも利用しながら、Nuxt.jsの仕組みや疑問点を一問一答形式で確認し、自分の言葉で説明できる状態を目指します。
また、技術トレンドを取り入れた小さなアプリを作り、GitHubで公開することも計画しました。Composition APIやPiniaなど、実際の業務でも利用できる技術を組み込み、知識だけでなく成果物として示せるようにするのが目的です。
2.職務経歴書を徹底的に見直す
次に行ったのが、職務経歴書のブラッシュアップです。各案件について「開発体制はアジャイルかウォーターフォールか」「要件定義、設計、実装、テストのどこを担当したか」「プロジェクト内でどのような立場だったか」などを具体的に書き加えることにしました。
職務経歴書を詳しく整理した理由は、これらの内容がフリーランス案件の面談で必ずといっていいほど聞かれるからです。事前に文章として整理しておけば、面談のたびに回答に詰まることも減らせます。
さらに、担当業務を並べるだけでなく、「どのような課題を解決したのか」「自分の対応によって何が改善されたのか」という成果も盛り込みます。エンジニア以外の担当者が読んでも、自分に任せられる仕事をイメージできる職務経歴書を目指しました。
3.フリーランスエージェントを新規開拓する
これまで登録していなかったフリーランスエージェントにも、新たに問い合わせることにしました。選ぶ基準は「地方在住者に対応している」「フルリモート案件を扱っている」「40代フリーランスの支援実績がある」という3点です。
最初は最大5社に絞り、担当者とのやり取りや案件への応募を丁寧に進めます。1か月以内に条件の合う案件が見つからなければ、さらに別のエージェントへ登録し、案件を探せる窓口を増やす方針にしました。
エージェントだけに任せるのではなく、これまで一緒に働いた知人にも定期的に連絡し、案件や現場の状況を聞くことにしました。
実際に案件紹介を受けたフリーランスエージェント4社
フリーランスエージェントへ登録しても、時間が経つと案件紹介が減り、そのまま連絡が途切れることがあります。そのため、1社だけに依存せず、複数社へ登録して比較することが重要です。私が実際に案件紹介を受けたエージェントは次の4社です。
この中で、当時特に案件紹介が多かったのはエンジニアファクトリー
とレバテックフリーランス
です。保有している案件や担当者との相性はエージェントごとに異なるため、自分の希望条件を伝えたうえで複数社を比較することをおすすめします。
まとめ:案件が決まらないときは原因を整理して対策する
フリーランスエンジニアの案件が決まらない原因は、単純にスキルが不足しているからとは限りません。
私の場合は、フルリモートとNuxt.jsに希望条件を絞っていたこと、職務経歴書で経験や成果を十分に伝えられていなかったこと、面談準備が不足していたことが主な原因でした。
案件が決まらないときは、希望条件、職務経歴書、面談対策、利用しているエージェントを一つずつ見直すことが重要です。
年齢や居住地など、すぐには変えられない条件だけで悩むのではなく、自分で改善できる部分から行動することで、案件を獲得できる可能性を高められます。
私もその後、職務経歴書や面談準備、案件の探し方を見直し、最終的にフリーランス案件のオファーを獲得できました。同じように案件が決まらず悩んでいる方も、できることから一つずつ試してみてください。




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