業務委託のリアルな実情
フロントエンドエンジニアのフリーランスhoshi(@funclur)です。
このブログでは私が現職である業務委託のリアルな実情を書いています。
さて、業務委託で企業に常駐してるという私のようなフリーランスにとって休日は最も神経を使うことになります。なぜなら報酬に直結するからです。どういうことか解説します。
業務委託の精算基準時間とは?
業務委託の場合、案件ごとに精算基準時間が決められています。
例えば上記案件の例では精算基準時間が140〜180と書いてあります。これは140~180時間働けば80万円支払われますということになります。
(~80万円なので詳細な報酬は交渉になります。)
この場合140時間がその金額の最低時間となります。つまりそれ以下であればそこから時間もしくは分数で引かれます。
もし1日の業務時間が8時間で140時間であれば20時間の余裕が生まれますが、7時間勤務であったり160時間の場合はどうでしょう。フルで働いてやっと最低時間に到達できる状態になります。
これが、精算基準時間の壁で、業務委託の人はなんとかこの最低時間の到達を目指します。もちろん有給なんてないので月に20日勤務で160時間の下限であれば1日も休めないことになります。
2月、5月、8月、年末年始が要注意な理由
ここまで読んだ人は、お分かりかと思いますが、5月のGW、8月のお盆、1、12月の年末年始は休みが多く会社と同じように休まなければいけません。
そのため、上の例でいうと20日に到達せず、満額に達しないということになります。2019年のGWは10連休なので今から蓄えを増やしとかないといけないという考えになるわけです。
2月は、有給は1日ですが、28日しかないので気をつけなければ最低時間に達してないということになりかねません。
業務委託でも減額なしで休む方法
つまり業務委託で自ら休むというのは、自ら首を絞めることになりかねないので、風邪引けない、役所にいけない、旅行に行けないという苦しみに襲われます。自由になるためにフリーランスになったはずなのにこれでは元も子もないように感じます。
でも減額なしで休む方法はありますので安心してください。
それは残業がない現場でも30分ずつでも残業する方法です。業務委託は残業がない場合が多いので定時でそのまま帰ることに慣れてしまうのですが、少しでも残業することを続けると月の勤怠時間は変わってきます。もちろん何もしないのは論外ですが、仕事にまつわる調べ物やソースコードのチェックなどで30分なんてあっという間に経ってしまいます。残業なんてしたくない、そのためにフリーランスになったんだって私もそう思いますが、会社員の頃の深夜残業に比べたら、定時からの30分残業なんて全く大したことじゃない。ということになります。
例えば毎日30分残業した場合20日間では10時間となりますが、余裕で1日のお休みが頂けるのです。つまりそうしていれば月一で休める計算になります。案件状況によりけりで休める日、休めない日はあるかもしれません。
案件の落ち着き具合を見て、タイミングよく休めたら今度は旅行に行く、役所に行く、風邪を引いたのでその休みにあてるということができるようになります。空気を読む必要はありますが、そうすることで1日休んでも減額されることなく休暇を得ることができます。
休みが多い月は他の仕事を
休みが多い月は他の仕事をすることになるでしょう。もちろん休んでもいいのですが、その分月に貰える額は減ってしまうので、何かほかの仕事をするという選択肢は必要です。
業務委託をしてる場合の複業を下記に挙げてみました。
クラウドソーシング
おなじみクラウドソーシングは大手の2つに絞りましょう。1日の対応で終わることはあまりないのでまとまった休みの時の方が向いてるかもです。
教育
最近はプログラミングの講師も増えつつあり、副業でプログラミングを教える人も増えてきました。
MENTA
あとはNOTEや電子書籍の販売ですね。この辺も複業にしてしっかり収益を固定化することを自分も目指したいと思います。
まとめ:累計業務時間は都度チェックしよう
というわけで、累計業務時間を都度チェックしましょう。精算基準時間は業務委託のフリーランスにとって最も大事であるという記事でした。
今後もフリーランスになりたい方向けに有益な情報を発信したいと思いますので、フォローやfeedlyに登録頂けたら幸いです。
コメント