業務委託を途中で辞めたいけど契約期間を全うせずに契約を切る方法ってないのかな?
業務委託期間内に辞めたい理由としては、例えば
- 職場の雰囲気が合わなかった
- 案件内容や条件での認識の祖語
- 他企業の魅力的な案件があった
などがあると思います。
この記事では契約期間満了前に契約を切れるか、そもそも辞めたい時に辞めないとどうなってしまうかを解説します。
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業務委託とは?
請負と委任(準委任)を総称して業務委託と言われるケースが多いです。
請負契約と委任契約の違い
請負契約
納品物が報酬となる
委任(準委任)
労働時間が報酬となる
委任と準委任の違い
委任
法律行為(弁護士など)
準委任
法律行為ではない事務
なので我々フリーランスエンジニアは業務委託と呼ばれる総称の中の準委任、または請負という契約で働いていることになります。
今回の記事は準委任で辞められない場合を想定しています。
基本的には期日満了
期日で辞めれば何のお咎めもありません。それで、続けるように言われても丁重にお断りすればよいだけですね。
本当に辞めれないのか?
自分の周りには仕事を辞めたくても辞められないと言ってる友人が山ほどあるんですが、ほとんどの場合全員即辞められますね。
ケースA(正社員)・・・辞めたいんだけど、直属の上司が長期の体調不良でその仕事を受けてしまっているので辞められない。
ケースB(客先常駐)・・・客先常駐する際、1年は最低続けることという契約書にサインしている為辞められない。
ケースC・・・新しいポジションについてしまったため部下のことも考えて最低1年は辞められない。
以上のケースは、状況や形態は違えど共通していることがあります。
それは、周囲への気遣いです。
確かに今までの感謝や、無駄な争いは避けたいということで先延ばしにしているかもしれませんが、それって本当に辞めたいわけじゃないのかな?と自分は思ってしまいます。
本当に辞めたいなら自分本位で動くはずです。それでいいと思ってます。
もし感謝があれば返した時点で辞めればいい訳で、情で長く働くのは自分にとっていいことはありません。
また、無駄な争いをしたくない場合でも、余程バックレでもしない限り周囲との関係は悪くはならないはずです。また、もしそれで何か言われるのであればそういった環境の人たちだったということでむしろ早めに関係を断ち切ることが賢明です。
なので、まずは本当に辞められない状況なのか?を考えてみるとよいです。
基本的に契約を切れないということはない
もちろん契約書で取り交わした内容を守っていればというのが前提ではあります。
とはいえ、契約内容を破ってでも切りたい場合は直接、もしくは間に入ってるエージェントなどに意思を伝えるのがいいと思います。
辞められないケース
辞められないケースというのは、どういったことかというと、賠償責任に関わることですね。
ただ余程契約書類に明記されていたりしなければ賠償責任を問われることもないのでそれも事例は少ないと思います。
ただ気を付けた方がいいのは、請負契約の場合ですね。
請負は納品を目的としていますので、納品まで行けなかった場合確かに企業の負担は大きです。
その為請負の場合は納品まで職務を全うすべきですが、それも辛い場合は、現状で契約を切った場合どうなるかの相談はしてみるとよいですね。
辞めたい時に辞めないことでする後悔
つまり契約を切れないということは基本的にはないというのが繰り返しの結論です。その為、上記のような「辞めたい」人は、会社を辞められないのではなく、周囲への気遣い、もしくは会社を辞めた時と続けた時の自分を天秤にかけて悩んでることが多いことが多いように思います。
でも、会社を辞めたいのに続けてしまった時の後悔は取り戻せません。
これも自分の周囲のケースです。
ケースA(正社員)・・・辞めたかったけど、頑張って続けたら心身ともに疲れ鬱と診断された
ケースB(フリーランス)・・・自分にとってスキルアップにつながらない環境で2年ほど過ごしてしまった
ケースC(フリーランス)・・・いい条件があったのに思い切れなかったため、動いた時には同じような好条件がなかった
辞めたい時に辞めないことでする後悔は控えめに言ってかなりの機会損失であり、精神状態にも良くありません。よく言われるのはやらずにする後悔よりやってする後悔です。
迷うならまず行動ですね。
どうやって辞めればいい?
基本的には1か月前までに言えば、企業側も準備できるのでその方が無難です。
もし1ヶ月以内で辞めること伝えたいなら、相手企業に否があるのであれば自分の意見を押し通した方がいいと思います。
その上で、しっかり引き継ぎ作業をし契約を終えましょう。
退職代行はあくまで最終手段
昨今の流行ですが、退職代行はあくまで最終手段と考えた方が良さそうです。
そうでなければ、何もかも代行サービスでやってしまう人になりかねません。。
退職にサービスに時間を使うより、次の現場を慎重に探しましょう。
優位に辞めるためには契約書をよく読もう
フリーランスになったら契約書をよく読めと言うのは周りに言われましたね。つまり契約書が相手優位に書かれてるか自分優位に書かれてるかというのがあります。拘束時間だったり、辞める時の条件だったりですね。そういった点は参画時によく確認しておくとよいです。
まとめ
辞めると辞めないとでは辞めない方が楽な場合もあります。
なぜなら辞めなければ
- 人と波風を立てなくていい
- 今と違う環境に行かなくていい
- 挑戦する恐さから逃げられる
つまりそういう観点から言うと、留まる方が楽なんですよね。
なので「辞めたいな~」と言って全然辞めない人は楽な方を選んでると自分は思ってしまいます。
過去の自分もそうだったのですが。。
内容は以上ですが、改めて自分の主張をまとめると以下です。
- 本当に辞められない状況なのか考えよう
- 周囲へ気遣いのせいで辞めずに後悔するのは避けよう
- 辞めなかったことでの後悔は、機会損失や精神の崩壊がある
- 自分のメリットを中心に考えよう
- 契約書の内容に反していなければ辞めることは何も問題ない
- 契約を結果的に不履行する場合は、客先や中間エージェントに相談しよう
- 案件に入る前に契約書をよく確認しよう
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